自分がネイルサロンを開業したら、どのくらいの売上がたつんだろう?どうやったら、売上のイメージがわかるの?
こんにちは、せなです。
先日、以下のツイートをしました。
サロンを開業する前に、必ずシュミレーションをしましょう。
値段はこのくらい、
客単価はこれくらい、
いちにちに何人お客さんがきて、
1ヶ月どのくらいの売上がたつか。など。具体的な数字を決めてイメージしないまま、開業しても失敗します。必ずやりましょ☺️!#ネイリスト#ネイルサロン開業
— sena__nail (@nail_sena) July 9, 2020
具体的にイメージするのって、ものすごく大事なことなんです。
開業のように数字を動かすことをはじめるときは、ちゃんと数字をつかってイメージしないままやると、失敗します。
というわけで。
実際にネイルサロンを開業したら、1ヶ月でどのくらいの売上がうまれるのか?
今回はこれを、計算していきます。
この記事をかいたひと
まずは平均客単価をきめる
まず最初に、平均客単価をきめます。
客単価とは、1人が払う単価(金額)のことです。
たとえば、客Aの売上が7,000円なら、その人の客単価は7,000円です。
ただし、お客さん一人一人、売上の金額はちがいますよね。
全員分けて考えるのは大変なので、「平均した金額」を客単価としてかんがえればOKです。
客Aの売上が、7,000円。
客Bの売上が、5,000円。
客Cの売上が、6,000円。
(7,000円 + 5,000円 + 6,000円) ÷ 3 = 6,000円 ←平均客単価
つまり「1ヶ月の売上の合計金額 ÷ 1ヶ月の客数 = 平均客単価」です。
数式的にはこうなのですが、開業前にはまだ1ヶ月の売上金額も、客数もありません。
そこで次の方法で、先にだいたいの平均客単価を決めます。
具体的な平均客単価の決め方
平均の客単価をきめるには、メニューの金額が必要です。
まずは、自分が1番売り出したいと思っているメニューの値段を決めましょう。
- シンプルなメニュー 6,000円
- ワンカラーメニュー 4,500円
- やり放題のメニュー 9,000円
自分のサロンの「ウリ」とするメニューを、1つ決めます。
ここでは、シンプルなメニュー6,000円に設定したとします。
いちばん多くでるはずのメニューなので、当然、平均客単価はこれにちかいものになります。
ただし、注意点。
平均の客単価は、いちばん売り出すメニューより、若干低くなる傾向にあります。
なぜかというと、ウリ以外のメニューを選ぶ人がいるからです。
ウリ以外を選ぶ人は、高い金額のメニューより、低い金額のメニューを選ぶ人のほうが、多い傾向にあります。
ネイルサロンには「オフのみ」メニューなどもあり、ここでもかなり平均客単価がさがります。
なので「ウリのメニューの金額 – 500円」くらいを、平均客単価としてかんがえておくといいと思います。
これで、平均客単価が5,500円(例)と決まりましたね。
平均客単価から、1ヶ月の売上をイメージ
さきほどの例、平均客単価を5,500円と設定した場合。
- @5500 × 30人 = 165,000 / 月
- @5500 × 50人 = 275,000 / 月
といった計算になります。
1ヶ月の売上が、具体的に数字でイメージできますよね。
なんとなく「ざっくりこのくらいかな」とイメージした売上金額と、信頼性がまるでちがいます。
さらに計算すると、やっていけるかもわかる
もし、家賃や材料費などで、1ヶ月10万円ほど費用になると考えていたとします。
- 165,000円 – 100,000円 = 65,000円
- 275,000円 – 100,000円 = 175,000円
①の場合、65,000円しかのこりません。
しかもこれ、自分の給料はひいていない金額です。
ということは、売上165,000円、あるいは費用100,000円では、厳しいかもですよね。
このようにイメージの結果が「売上低すぎ」なら、費用を減らしたり、客数を増やすための工夫をしたり、あるいは、メニューを練りなおす必要があります。
売上をイメージしてわかること
計算し、イメージすると、
- メニューの内容・金額
- 1ヶ月に呼ぶべき客数
- 1ヶ月にかけられる費用
- 1ヶ月に出せる利益
など、さまざまな現実が数字でみえてきます。
甘い考えなら数字でそれがわかりますし、逆によくするためのポイントだって見つかるはず。
だから、ネイルサロンを開業する前に、きちんと数字で売上をイメージしておくことは、重要なのです。
しっかりイメージを繰り返し、長く続くネイルサロンをつくっていきましょう。