ネイリストの資格は持っていない。ネイルサロンやネイリストとしての経験もなく独学で学んできた。ネイルサロンを開業したいけど、いきなりオープンするのは不安。未経験でお金をもらっていいのか悩んでいる…。
経験は買ってでもほしいものだといわれています。
ネイルサロンに勤務するのは、経験が得られるうえにお金をもらえるので、とてもいい方法であることは確かです。
ただ、資格や経験を持っていないために応募基準に満たなかったり、ご自身のスケジュールや家庭の事情で、ネイルサロンに勤務する時間をかけるのが難しいひともいると思います。
そんな方のために、サロン勤務以外でネイリストとしての経験を積むことができる方法を紹介していきます。
掲載無料の集客サイトをつかって経験を積む
minimo(ミニモ)というアプリ、聞いたことあるかたもいるかもしれません。
掲載が無料ででき、プロフィールやメニュー、値段設定などもカスタマイズできる予約アプリです。
成果報酬型という、お客様が来店された場合のみに手数料が発生する、という形になっています。
手数料は売上によりますが、高くても1件500円程度です。
通常の予約ツールとして使っているネイルサロンもありますが、「練習中のためモデルさんを募集しています」など書いて格安で受付をしている人もいます。
知人や友人への施術とは違い、実際にお客様とやり取りをして、初めて会う人にネイルをするので、とてもいい練習になります。
一度minimoアプリをダウンロードして、どんな感じで他の人が掲載しているか、参考にするのもおすすめです。
minimo集客のデメリット
minimoのデメリットとして、無断キャンセルや予約の変更などが多いとよく聞きます。
実際わたしが使っていたときも、ちょっとわがままなお客様がいたのも事実です。
(これはどの予約方法でもいるときはいるんですが…)
対処法として
- 無断キャンセルは今後の受付をお断りすること
- 練習モデルとしての募集のためお直し・クレーム・内容の変更などは受け付けられないこと
このあたりをしっかり記載する、もしくはやりとりの中でもう1度確認するなどしておきましょう。
SNSでモデルを募集して経験を積む
いまはSNSが大きな影響を与えている時代。
このSNSからでも、お客様を集めることができます。
インスタグラムやツイッターなどを活用すれば、ありがたいことに掲載料などかからず無料で募集をかけられます。
自分のいままでのネイルの画像やチップの写真をいくつか載せて置き、おおまかな地域や値段を掲載しておきましょう。
SNSからの集客もminmo同様、はじめての方を相手にネイルすることになるので、本番に近い良い練習になります。
SNS集客のデメリット
SNSの場合、相手も予約アプリのように登録をしているわけでもないですし、ひとりでアカウントをいくつも作れたりするのが現状です。
相手のSNSの内容などもしっかりチェックし、あまりにも投稿ややり取りがなかったり、不審におもう事があればそのひとの予約は避けましょう。
友人や家族にネイルして経験を積む
いちばん手軽で、相手のこともわかっていて、気も使わないのがこの方法です。
繰り返しお願いすることもできますし、時間など都合も合わせやすく、自分も楽に練習ができます。
知人にお願いするデメリット
気が知れている分、緊張感がなくなりがちです。
話に夢中になってしまったり、「友達だからまあいいや」みたいな気持ちが生まれてしまったり。
なので個人的には、ちょっと難しいアートや練習中のデザイン、やり放題(当日画像を見せてもらい、それをやる)の練習などにお願いするといいのかなと思います。
今までできなかったことを友人相手に何度もやったことでその後の自信になったり、新しい技術を身につけられたりもします。
練習内容を選び、うまく活用していきましょう。
経験を積んだだけ自信になる
やった分だけ、ちゃんと上達します。
うまくいかないことが続いても、それはきちんと自分の実になっています。
全く経験0の状態でお客様にネイルをするのと、100人モデルをこなしてからお客様にネイルをするのとでは、自分の自信もまったく違います。
技術だけでなく、ご案内からお見送りまでの流れをつかんだり、話をする練習にもなります。
経験を積み、技術がつけば、資格や検定がなくても立派にネイルサロンを開業できますよ。