あなたのネイルサロンで、定額メニューを用意するつもりだとしたら、そのためのデザインサンプルが必要になりますよね。
定額デザインのサンプルを作るとき、大切なポイントがあります。
今回はそのポイントについて、解説していきます。
この記事をかいたひと
大切なのはデザインの【差】!
定額デザインを導入するにあたり、それぞれのメニューごとにサンプルを用意するかと思います。
それぞれどんなデザインにするかはサロンによって様々ですが、共通して気をつけてほしいポイントが。
それは、「デザインの差をはっきりさせること」です。
Aの定額メニューのデザインと、Bの定額メニューのデザインに、明らかな「差」をつけるのが大切。
違いがないと安いほうがえらばれる
あまり違いが感じられない場合、お客様はどうしても安いほうを選びがちになります。
Bのメニューが、Aのメニューとあまりぱっと見の印象が変わらなければ、「Aでいっか」となるんです。
AとBの差をはっきりさせることで、「Aでは物足りない、Bがやりたい!」というお客様に、より高単価なメニューを選んでもらうことができます。
具体的なデザインの【差】の例
いくつか具体的に、わかりやすい「差」をあげてみます。
- Aはアート2本まで、Bはアート4本以上
- Aはストーンアートのみ、Bはペイントやミラーなど
- Aはワンカラーベースのみ、Bはグラデ・フレンチあり
ほんの一例ですが、このようなイメージ。
お客様がぱっと目でみて、明らかにわかる「違い」をもたせるのが重要です。
あわせて気をつけたい、デザインづくりのポイント
ほかにもいくつかポイントがあるので、まとめておきます。
- 大きすぎないサンプルチップをつかう
- サイドぎりぎりにストーンやパーツをのせない
- サンプルをつくるときは実際の爪の向きでつくる
大きすぎないサンプルチップをつかう
大きいサンプルチップは、デザインが見やすいという利点があります。
ただ、お客様の爪は、サンプルチップよりもちいさいひとが多いです。
実際アートが乗り切らなかったり、お客様が仕上がりをみて「イメージと違う…」と感じてしまうことも。
細すぎるサンプルチップも同様。
仕上がりのイメージにちかい大きさのサンプルチップをつかうようにしましょう。
サイドぎりぎりにストーンやパーツをのせない
実際の爪はすぐ横にお肉があったり、カーブが強かったりとクセがあるもの。
サンプルチップはのせやすいため、ぎりぎりまで綺麗にパーツをのせることができますが、お客様では同じようにいくとは限りません。
サンプルをつくる段階から、サイドを考慮してデザインをつくるようにしましょう。
サンプルをつくるときは実際の爪の向きでつくる
サンプルチップは自由に動かせるので、かたむけたり、正面からアートをかいたりすることもできます。
ただ、実際の施術でそうはいきません。
サンプルをつくるときから実際の爪のむきでつくることを意識しておいて、お客様にネイルした時に「うまくできない!」とならないようにしましょう。
差を意識した定額デザインサンプルをつくろう!
デザインサンプルも、ただ量産すればいいというものではありません。
理想は、すべてのコースを並べて見てたときに「高いほうのコースがいいな」と思わせるようなデザインサンプルがつくれると◎
ただつくるだけでなく、お客様を上手に誘導させられるように意識してみてくださいね。