お客様の要望やリクエストが多くて困っている。無茶を言ってくるお客様や、甘えてくる人…なんでこういうお客様が多いの?
そのお客様、実は自分でつくりあげてしまってるかもしれません。
面倒なお客様やわがままなお客様を少しでも減らせたら?
きっと今より、ネイルが楽しくなると思います(*^_^*)
お客様を大事にする=なんでもやってあげるは違う
お客様との関係の話になりますが、わたしは結構距離の近い接客をするほうだと思います。
かたくるしくなく、ある程度すなおに本音ではなしています。
ネイリストのそんな接客はフランクすぎて嫌というひともいると思いますが、わたしは楽しくはなせるお客様にだけきてもらえればいいと思ってるので、よしとしてます。
距離が近いぶん、1人1人のお客様に思いいれがあるし、大事に思っています。
ただ、大事に思っていると、何でもやってあげるは、イコールではありません。
ここをまちがえて接客していると、のちのち自分の首をしめることになりかねないんです。
最初はお客様のほうも、初めて会うネイリスト。
遠慮したり、緊張したりしている人も多いとおもいます。
そこから仲良くなって、指名してくれて。
だんだんお互いの距離が近くなります。
そうなった時、お客様が少し無茶な要望を言ってきたら。
あなたはどうしていますか?
わかりました、いいですよー♪
と、2つ返事でOKしていませんか?
どきっとした方は、次の項目を読みすすめてみてください。
もしかしたら、あなたのネイルサロンのめんどうなお客様は、自分がつくってしまっているのかもしれません。
お客様への伝えかたを変える
わかりやすく、ひとつ例をあげてみます。
いつも来てくれる常連のお客様。
毎回オフ込み2時間のコースで予約をされる方です。
そして当日、オフをしはじめてからこんなことを言われました。
今日はちょっと派手にしたい気分だから、1つ上(2時間半)のコースのサンプルもみたいな。
今日は後ろにちょうど30分の空きがあります。
あなたはこんな時、何と答えていますか?
わかりました、いいですよー♪
すぐに、こうやって答えていませんか?
これがもしかしたら、めんどうなお客様や、わがままなお客様の多いネイルサロンをつくる原因かもしれません。
おすすめの答え方
わかりました、ちょっと確認してきますね。
こう言って、1度席をたち、予約表を確認しにいきます。
後ろに30分あいてるとわかっていても、です。
そして席に戻り、
今日はちょうど時間に余裕があるので、大丈夫ですよ♪
こう答えます。
ポイントは「今日は時間に余裕がある」という1言です。
お客様の心理は?
仲良くしてくれるようなお客様の方も大半は、わがまましようと思ってたり、無理してもらっちゃおうとか思ってるわけではないんですよね。
慣れてきた結果、自然にわがまましてしまうパターンが多いです。
そして1度受け入れてもらえたことで、次も大丈夫だろうとか、このくらいの要望は聞いてもらえるっていう意識を自然にもってしまうんです。
その結果、最初は良いお客様だったはずなのに、だんだんわがままな「めんどくさいお客様」になってしまうかもしれません。
できないことはできないと伝える
要求を毎回なんでも受け入れすぎると、お客様もどんどん無理を言ってきたり、遅刻するようになったり、わがままになってしまいがちです。
できないことをできないと伝える。
良いお客様は、それであなたのネイルサロンやあなたのことを嫌に思ったりはしません。
お客様から予定外のご要望をいただいた際。
できるものでも、
「今日は特別に」
「時間があるので今日なら」
という言いまわしでOKしておくことで、自然にお客様に「いつもできるわけじゃないことを、今回はやってくれたんだ」と伝えておくことができます。
要求をシャットアウトするのではなく、言い方を変え、一言つけくわえること。
自分でめんどくさいお客様をつくってしまわないために、心がけてみてくださいね。