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【結論】ポイントカードの割引は必要ない【メリットは別にある】

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ネイルサロンにポイントカードを作りたいけど、特典はどうしよう?よく〇〇円オフとか、〇〇%引きとか、プレゼントとかがよくあるけど。結局どうするのがいいの?

あなたは自分のネイルサロンのポイントカードに、どんな役割を持たせようと思っていますか?

または、お客様にとってのポイントカードの役割って何だと思いますか?

  • 役割…?20個たまったら1000円オフとか?
  • よく来てくれているお客様への特典!
  • そこを目指してリピートしてもらう役割

こういうのは、ちょっともったいない考え方だなと思います。

ネイルサロンでのポイントカードのメリットは別にあります。

もったいない考え方というその理由と、ネイルサロンでのポイントカードのメリットをまとめていきます。

 

 


 

この記事をかいたひと

目次

ポイントカードの割引は必要ない

ポイントカードのよくある例として

  • スタンプ30個たまったらオフ無料!
  • 来店10回でお会計より15%オフ!

こういうのですね。

「今日ポイントカード貯まってるので、15%オフになります!」

そう言われたら、その日お客様は嬉しいと思います。

でもそれって実は、その場限りの嬉しさ。
コンビニのくじびき当たってラッキー、嬉しいな、くらいの感覚です。

「割引してくれるなんて嬉しい、ありがとう。これからも通うね」

なんて、そこまで実はお客様は思ってないんです。

 

実際にもらったお客様の声

「来店20回で30%オフ」というポイントカードがあるネイルサロンで働いていた頃、リピーターさんにもらった実際の声がこちら。

  • あ、ポイント貯まったのね。貯まったら何になるの?(書いてあるし説明もしたけど覚えてない
  • ポイントカード、また持ってくるの忘れちゃったー!(5回連続。再発行してもずっと持ってこない
  • え、割引してくれるの?あら、ありがとうー(さらっと終了

こんなもんです。笑

常連のお客様であればあるほど、そんなにポイントカードのことを意識してきていない人がほとんどです。

 

世間のポイントカードの仕組みは、ネイルサロンには当てはまらない

ケーキ屋を例に考えてみます。
よく行くケーキ屋にはポイントカードがあり、こういった特典があります。

20個スタンプが貯まると、ケーキを1個サービスします。

いざ20個貯まって、そのケーキ屋にいきます。

そして1個サービスだから好きなものを1個選び、ついでに旦那さんと子供用に、あと2つケーキを買う。

ここがポイントです。
言いかえるとこういうことです。

ポイントカードの特典を受けるためにケーキ屋に来て、結果2つ分はお金を払って購入した。

ここが、ポイントカードが本当の意味で狙っていることです。

特典につられてお店に立ち寄ってもらい、その結果2つ分の売上になる。

ケーキ屋のような小売店は、このためにポイントカードを利用しているのです。

 

ネイルサロンには当てはまらない

先ほどの例を、ネイルサロンにそのまま採用してしまうのは間違っています。

ネイルはお客様にとって、毎月行くもの、特典がなくても毎月お金を払うつもりでやること。

払うつもりのお金からの割引はお客様にとって「ラッキー」なだけで、それが来店する理由にはならないんです。

自分に置き換えて考えてください。
行きつけの美容室にいく理由は、なんですか?

ポイントカードの割引があるからですか?
ポイントカードの割引がなくなったら、行くのをやめますか?

それよりも、スタッフさんや、サービスや、技術が気に入っているから通ってる、という方が多いのではないでしょうか。

割引があってもなくても、自分が気に入ったお店に通いたい。

こう思ってもらえることが、サービス業の強みでもあります。

だからネイルサロンは、ポイントカードで割引をする必要はないんです。

 

ポイントカードのメリット:スタッフのためになる

割引が必要ないのなら、ポイントカードにはどんなメリットがあるのか?

ずばり、スタッフのためになります。

 

メリット①お客様の名前がわかる

スタッフが何人かいるネイルサロンでは、同じ時間に何人かのお客様が1度に来たりします。

何度も来てくれているお客様だったり、親しげに挨拶をされてちょっと名前を聞きづらい場合もありますよね。

そんな時に「ポイントカードをお預かりしますね」と声をかけカードをもらうことで、ポイントカードからお客様の名前を知ることができます。

 

メリット②自分をアピールできる

ポイントカードに担当者の名前を記入できるようにします。

お客様がその日「この人いいな、次指名したいな」と思っても、1ヶ月後予約をしようと思った時には名前を忘れてしまう…なんてこともあります。

そんな時ポイントカードに名前があると、「あ、〇〇さんていうのね」と後からでも思い出してもらえます。

こういった流れでポイントカードから指名につながることもあるので、スタッフがリピーターをつかむ為のツールとして使えます。

 

スタッフ1人のネイルサロンの場合

こうなってくると、スタッフ1人、お客様1人のネイルサロンではいらないのでは?と思いますよね。

そうです。
1対1のプライベートサロンの場合、無理に用意する必要はありません。

ポイントカードを作るということは、それだけコストもかかります。

プライベートサロンを開こうと思っていて、なんとなくポイントカードを導入しようと考えていた人は、一度考えてみてくださいね。

 

LINEでポイントカードを作れる

最近は、予約サービスやお客様と連絡をとる手段として「LINE公式アカウント」(少し前まではLINE@でしたが、統一されました)が活用されています。

このLINE公式アカウントの中にも、ポイントカードを作れるシステムがあります。

紙を使わなくていいのでコストカットにもなりますし、それを理由にLINE公式アカウントに登録してもらうこともできます。

LINE公式アカウント(LINE for Business)については、【ネイルサロン×line公式アカウント】line予約で固定費を削減するで詳しくまとめてあります。

 

常連のお客様ほど割引はもったいない

常連のお客様であればあるほど、割引をするのは正直もったいないです。

なぜなら、割引などなくても、すでに気に入って通ってくださっているから。

それなのに、常連のお客様であるほどポイントがたまり、頻繁に割引をするのって損だと思いませんか?

割引をしすぎると逆にお客様が元の金額を「高いもの」と感じはじめてしまい、その結果、

  • 一つ上のコースはポイントカードが貯まった時にやろう
  • 割引してもらえる時にプラスでアートをしよう

といった思考になり、普段の売上をアップすることから遠ざかります。

ポイントカードを作る場合は「プレゼント」や「ハンドマッサージ追加」など、売上を下げない特典にするといいと思います。

 

ネイルや接客に満足して何度も通ってくれている人は、ポイントカードの割引よりも、そのお店でその人にネイルをしてもらうことに断然メリットを感じています。

不安になっていろいろ割引に走りたくなってしまうかもしれませんが、しなくてもいい割引をするのはもったいないです。

それに、単純にその分売上になるのだから、自分も割引はない方が嬉しいですよね。

ちょっと自分に自信を持って、ポイントカードをどう活用するのがいいのか、考えてみてくださいね。

sena(せな)
ネイルサロンオーナー / ネイリスト
サロン勤務しつつ、独立で開業を学ぶ→個人ネイルサロン開業。ブログは経営ノウハウ・開業のやり方などを、ネイリスト目線で発信しています。
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