開業したネイルサロンで、収入を今よりあげたいと思ったらどうしたらいいの?開業しても実際ネイルサロンで稼げるのか不安。どうやったら収入がアップするか知りたい。
開業したいと思っているという人はきっと、稼ぎたいという目標も持っているんじゃないかと思います。
最低限生活していければ…という方もいるかもですね。
ですがその「最低限」の金額が増えたほうが、嬉しいですよね。
ネイルサロンで収入をアップするための方法について書いていきます。
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収入アップの方法は3つ
結論からいうと、ネイルサロンで収入をアップさせる方法は3つです。
- 固定費を抑えて、収入アップ
- スタッフを増やして、収入アップ
- 価値をあげて、収入アップ
①をクリアすることが、ネイルサロンを開業する時の最初の目標。
開業して、今よりも収入をアップさせたければ、最低限①と③をクリアしてください。
ひとつずつ順番に解説していきますね。
①固定費を抑えて、収入アップ
ネイルサロンを開いたら、毎月固定でかかる費用がありますよね。
とりあえず例をあげてみます。
家賃、水道代、ガス代、電気代、インターネット(wi-fi代)、電話代、広告代 など
一例ですがざっくりこんな感じです。
これらは売上があってもなくても、毎月固定で支払うことになります。
そしてその金額は大幅に変わることはありません。
だいたい一定の金額です。
流行した新型ウイルスのような、売上0円のどうしようもない状況でも、この固定費の支払いだけは発生することがほとんどです。
(もちろん状況次第で、減額や免除など対応をしてくれるところもありますが、開業を計画する上では当てにしないで考えましょう)
売上が多くても少なくても、基本固定費は一定。
固定費を抑えると、利益が上がる
売上がなくても固定費は一定。
しかしこれを逆手にとって考えると、いくら売上が伸びても、固定費は一定です。
固定費が10万のサロンA。
固定費が50万のサロンB。
どちらも売上が100万だとしたら。
サロンAは90万、サロンBは50万残ります。
つまり固定費を抑えられたほうが利益が増える=稼げます。
当たり前ですが、これを意識して開業するのとしないのでは全然ちがいます。
固定費を抑える方法のひとつとして【ネイルサロン×line公式アカウント】line予約で固定費を削減するでまとめているので、よかったら合わせて読んでみてくださいね。
②スタッフを増やして、収入アップ
ネイルという職業は、1人がこなせる作業量がはっきり決まっています。
いくらお客さんが増えても、1人1枠以上の売上を取ることはできません。
ここに、ネイルサロンで稼ぐための壁があります。
ではどうするかというと、受付する枠を増やすことで壁を超えられ、収入を大幅に増やすことができます。
スタッフを雇って枠を増やし、1日の売上金額をアップさせるということですね。
スタッフを増やしても人件費以外にそれほど影響がない
スタッフを雇用すればもちろん、その人に対する給料などの人件費が発生します。
ただ、それ以外に大きく発生するものはほとんどありません。
最初に揃える備品くらいです。
固定費が20万、1人あたりの売上が60万、スタッフの給料が20万を例として考えてみます。
スタッフ1人の場合
→売上60万 – 固定費20万 = 40万
スタッフが2人の場合
→売上120万(60万 × 2人) – 固定費20万 – 給料20万 = 80万
単純に考えたらこうです。
もちろん、スタッフが1人増えて途端にお客様が倍になるわけではないですよね。
(予約受付ストップしているような人気店なら別ですが)
雇っただけで単純にこのようにうまくいくわけではありません。
それでも、スタッフを増やせば増やすほど稼ぐことができ、収入をアップさせられるという図がここで見えてきます。
ただし、雇ったスタッフは辞めてしまう可能性もあります。
そして簡単に解雇したりできません。
人を雇うときは慎重に選ばなければなりませんし、スタッフとの関係性も大事になってきます。
この辺りはオーナーとスタッフ。3つのポイントでスタッフとうまく付き合うで詳しくまとめてあります。
③価値をあげて、収入アップ
価値をあげるということは、お客様にこう思ってもらうということです。
他のネイルサロンより、このネイルサロンに来たい
たくさんあるネイルサロンのなかで選んで通ってもらうためには、サロンの価値をあげる必要があります。
そのために、自分のネイルサロンにしかない価値を見つける。
そして売り出すということが大事になってきます。
ひとつの技術や特徴をかなり伸ばして特化するアピール方法がわかりやすいですが、これはなかなか難しいです。
ですがそれ以外にも方法はあります。
詳しくは例えば1枚のひざかけで「他のネイルサロンとちょっと違う」と思わせる【差別化しましょう】で具体例とあわせて説明しています。
〇〇%オフ、〇〇割引の使い方
過剰な割引や安いクーポンのばら撒きも、価値をあげるには逆効果です。
安さを求めてくるお客様は、値段以外へのこだわりも薄いので安くなければ来なくなります。
自分のネイルの値段を安くしてお客様を呼ぶことは、自らサロンを安売りしていることになるので、個人サロンでは特におすすめしません。
どうしても何か作りたい場合は、紹介割とかは取り入れてもいいかなとおもいます。
紹介で来てくれるお客様はリピーターになりやすいので、少し割引しても集めるメリットがあります。
もし運営で迷ったら?
自分のネイルサロンの価値があがる( or さがらない )のはどちらか?を考えて選ぶとわかりやすいです。
②のスタッフを雇うかどうかはサロンの形態や規模で変わってくると思うので、当てはまる人とそうでない人が出てくるとおもいます。
ただ①と③は、どのネイルサロンにも当てはめて考えられることです。
開業する前には①を、開業してからは③を特に意識してみてください。
今よりも収入をアップさせることに繋がっていくはずです。