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客単価より「時間単価」が大切!時間単価をあげて売上をアップする方法

売上をアップするにはどうしたらいい?客単価をあげたらいいの?

いまよりもう少し売上をあげたいな、と思ったとき。
やるべきなのは「客単価をアップする」ことではありません。

じゃあ何なのか。
正解は「時間単価をアップする」ということです。

2つの違いと、具体的な例についてかいていきます。

 

目次

客単価と時間単価の違い

まずは2つの違いについて。

 

客単価

1人のお客様の売り上げの事を指します。
1日の売上 ÷ 1日の客数 = 客単価 で求められます。

A)8,000円 / 3時間コース
B)6,000円 / 2時間コース
※)お客様のいない時間 / 2時間

平均の客単価は
( 8,000 + 6,000 ) ÷ 2人 = 7,000円

 

 

時間単価

1時間当たりの売り上げの事を指します。
1日の売上 ÷ 営業時間 = 時間単価 で求められます。

A)8,000円 / 3時間コース
B)6,000円 / 2時間コース
※)お客様のいない時間 / 2時間

平均の時間単価は
( 8,000 + 6,000 ) ÷ 7時間 = 2,000円

時間単価のポイントとしては、お客様のいない時間もすべて含めてかんがえる、ということです。

 

客単価<時間単価の具体例

①1日のお客様が2人、客単価8,000円
②1日のお客様が4人、客単価5,000円

2つのネイルサロンがあったとします。

①と②には、客単価に3,000円の差があります。
8,000円のネイルサロンの方が高単価ですし、成功しているようにもみえます。

ただこの2つの例、売上が高いのはどちらですか?

①8,000円 × 2人 = 16,000円
②5,000円 × 4人 = 20,000円

②の方が売上が高い事がわかります。

 

今度はさきほどの、時間単価の計算式にあてはめて考えてみます。
どちらも営業時間は8時間とします。

①16,000円 ÷ 8時間 = @2,000円
②20,000円 ÷ 8時間 = @2,500円

②の方が時間単価が高い事がわかると思います。

時間単価が高いから、②の方が売上が高いです。
売上をアップさせたいときは、客単価より、時間単価をあげるというのが正しい考え方です。

 

時間単価をあげる2つの方法

単純な方法として、スタッフを増やして、1時間に受けられる予約の数をふやすやり方があります。
ただそれは、個人サロンや自宅サロンではあまり現実的ではないので省きます。

 

同じ施術時間で、客単価をあげる

さっき「客単価より時間ってゆってたのに」と思うかもですね。
でも注目してほしいのは「同じ施術時間で」というところです。

客単価をあげるために、アートを増やしてプラス30分し、料金をあげる

これだと意味がないということです。

 

客単価をあげるために、同じ時間でできる範囲でアートを追加し、料金をあげる

同じ施術時間のまま、客単価をあげる。
こちらが正解です。

ちなみにサロンでオイルなどを売る「物販」も時間単価アップの方法です。

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メニューや時間を見直し、客数を増やす

  • もうすこし時間を短くできるメニューはないか
  • 空き時間を埋められるメニューは作れないか
  • 予約の間に無駄な空きはないか=空きを作らない予約の受け方

見直すポイントはこの辺り。

ただし、ハードワークにならないよう無理のない程度にしましょう。
ネイルサロンは空き時間にもやること結構あるので、バランスよく考えるのがオススメです。

 

売上アップにつまづいたら時間単価を見直してみる

売上をアップしたいけど何からしたらいいかわからないという方は、1度自分のネイルサロンの時間単価を計算してみてください。

「時間単価」という考え方を知ってるのといないのでは、改善点に気づけるかどうかが違ってきますよ。

 

 

sena(せな)
ネイルサロンオーナー / ネイリスト
サロン勤務しつつ、独立で開業を学ぶ→個人ネイルサロン開業。ブログは経営ノウハウ・開業のやり方などを、ネイリスト目線で発信しています。
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